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冷凍食品技術研究 No.8 1988年2月発行

製造技術:魚類、エビの急速凍結処理

室谷幸男(日本冷凍協会)

中国冷凍展'87講演を基に、水産物の洗浄(低温清浄水使用で細菌除去・黒変防止)、選別(ロール選別機)、急速凍結(接触凍結優位、熱伝達率α=100kcal/m²h°C以上、水張り凍結で乾燥防止)の重要性を解説。冷蔵(-20~-30℃、乾燥防止のためのグレージング・真空包装)、低温流通(温度変動・デフロスト最小化)、解凍(低温短時間LT-ST、流水・凝縮熱伝達・真空・高周波活用、終温5℃以下)を低温短時間処理で品質維持し、緩慢処理のタンパク変性・脂質酸化を避ける原則を強調。

品質管理:異物混入対策について

小室正二・渡辺洋介(イカリ消毒株式会社)

異物混入の7割が動物性(虫66%、毛髪15%)で、危害度(致命的・重欠点・軽欠点・潜在異物)で分類し、潜在異物防止を目標とする。ネズミ防除(調査・集中捕獲・防鼠工事維持)、昆虫防除(内部発生源清掃・ムシポン監視・外部侵入防止に光制御インセクトスクリーン・二重ドア・クリンネスマシーン)、毛髪防止(1日55本抜毛認識・洗髪・ブラッシング・粘着ロール巡回・数量化管理)を総合的に提案し、発見除去システム(単体/拡散/持続性異物別対応)と苦情処理(早期謝罪)を構築。

機械装置:食品工業に於ける金属検出機

今岡幸雄(ニッカ電測株式会社)

金属検出機の原理(電磁誘導・磁場変動検知)と食品適用(低水分・高塩分対応のバランスコイル型、高感度フェライトヘッド)を紹介し、鉄・ステンレス・非磁性体の検出限界を説明。設置位置(原料後・包装前)、感度管理(自動追跡機能・定期検証テストピース)、異物混入防止事例を挙げ、ライン停止最小化の高速リジェクト機構を推奨。

衛生管理:QCサークル活動の導入と推進

鈴木順晴(日魯漁業株式会社)

日魯漁業のQCサークル導入(導入・推進・展開期)を経時的にレビューし、管理職教育・社内外大会・テーマ巡回指導でレベル向上を図り、工場部門(冷食74%)中心にサークル71%を展開。提案活動(工場95%、1人2.2件)を活性化し、マンネリ防止にレクリエーション・トップ熱意を強調、職場活性化・品質向上を最終目的とする。

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