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冷凍食品技術研究 No.94 2012年3月発行
講演要旨:冷凍食品のLCA(ライフサイクルアセスメント)
渡辺学(東京海洋大学)
冷凍保存のエネルギー消費が高い一方、廃棄ロス低減で総合環境負荷が低い可能性を指摘。LCA手法(LCI分析)を用い、オーストラリア産ミナミマグロ(冷凍船舶 vs チルド航空:冷凍が4倍低負荷)とハンバーグ(チルド廃棄率20%以上で冷凍優位)の事例を示す。
講演要旨:食と食品の本質から安全を考える
高野克己(東京農業大学)
食品の品質低下要因(物理・生物・化学的)と食中毒(細菌性中心、予防三原則:洗う・冷やす・加熱)を解説。生物の防御戦略(天然毒物含む)と人類の加工技術進化を歴史的に概観し、ふぐ毒事例で安全性の本質を説明。
随想:「冷凍すりみ」事始め
小山光(元日魯漁業株式会社)
魚肉ソーセージの歴史(戦後躍進、マグロ原料からすけそう鱈へ移行)と冷凍すりみ開発史を回想。水産試験場・日魯漁業の研究(糖類添加・水晒しで蛋白変性防止、1960年代テストプラント)を詳細に記述。
文献紹介:『ここがポイントかな? 食品冷凍技術』
白石真人(東京海洋大学)
新着文献34編をレビュー(解凍法のビタミンB6損失、パン生地凍結速度、冷凍米飯保存等)。隼情報21件(冷凍倉庫温度変動、FT-IR顕微鏡、水産冷凍流通等)と海外論文を紹介。
国内情報:近年におけるコールドチェーンの調査動向
宮尾宗央(ハウス食品株式会社)
コールドチェーン報告書を概説(中国国家標準、効率化調査、安全性研究、食品産業ロードマップ)。課題(市場温度途切れ、パレット規格差、法的規制遅れ)を指摘し、高度化の必要性を強調。
国内情報:食品中の放射性物質の新たな基準値について
厚生労働省HPより抜粋
厚生労働省HPから福島事故後の基準値抜粋(飲乳類:セシウム200Bq/kg、乳幼児用:50Bq/kg、一般食品:100Bq/kg)。検査・表示義務を説明。
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